ポストAirPods Pro？を比較レビュー。Anker Soundcore Liberty Air 2

Apple製のAirPods Proが爆発的に売れてますね。Appleの公式サイトでは常に品薄状態で発送予定日が1ヶ月後など。うーむ。そこまで流行るとは予測していなかったです。値段帯が発表された時Twitterでの反応は賛否両論でしたがやはりそこはApple。新製品は安定的にヒットしますね。

さて、Amazonでは何時ものようにAirPods Proの偽物が出品されていますね。最近のAmazonの現状、なんとかならないんですかね。今までは何かを探したい時大体1ページ目で欲しい物が見つかっていたのですが、最近トップに出るのは不自然な日本語のレビュー、説明文、具体的な名前がなく単語の羅列の商品名、謎の高評価。

その中で、AnkerのSoundcore Liberty Air 2という商品が1万円以下で最良のAirPods Proの代替品だと口コミが。AnkerはGoogleの元社員が中国で設立した会社。最初は周りの中国製品と一緒くたに見られていたが、ほぼすべてのレビューを社員が確認し製品にフィードバック、そしてモバイルバッテリーやLightningケーブルなどを中心とした高性能な商品を手の届きやすい商品でAmazonに投入し続け、今の地位を確立した。そしてSoundcoreはAnkerから独立したオーディオブランドらしい。

そしてこのSoundcore Liberty Air 2、￥7,999 (2020/01/17現在)。安い。

それでいて、ノイズキャンセリングとQiによるワイヤレス充電にも対応しているそう。

どんなもんか、レビューしていきます。

デザイン

f:id:kamenoongaesi:20200117164917j:plain — 手のひらサイズ。500円玉2つ分くらい？

こんな感じ。表面はよくあるオフィスのテーブルみたいな小さい黒粒がポツポツある素材。マットな感じで指紋が付かなくて良さそう。

f:id:kamenoongaesi:20200117165716j:plain — 楽しそうな外国人。ワクワクするパッケージ。

Apple製品のパッケージをリスペクトしてそうな箱。マグネット式になっていて開封は容易。専用アプリの説明が書いてある。

充電はUSB-C。統一されていく流れの中でこれは嬉しいですね。Qiにも対応。

音質

肝心の音質なんですけど、うーん、といった感じ。いや、悪くはないんだけどこの値段でならもうちょっと良いイヤホンがあるのではないかという印象。少なくともポストAirPods Proという視点で劇的な音質を期待している方には向かないでしょう。

Hear IDという専用アプリでモスキート音を聴く聴力テストのようなものをすると自分の耳に合わせてチューニングしてくれるらしい。やってみたが、これも単なるイコライザでしかなかったです。低音ブーストや音楽ジャンル別のモードが有ります。

耐水

このイヤホンにはIPX5相当の耐水機能があります。これは本家AirPods ProのIPX4以上。参考までに、IPX4は水の飛まつに対して保護、IPX5は噴流に対して保護、という定義になっております。洗い物やお風呂で使用しましたが、問題なし。ほぼほぼの生活防水に対応していると思います。

その他使い心地、比較

f:id:kamenoongaesi:20200117171602j:plain — イヤーピース。

イヤーピースの種類が多いのが良い。イヤーピースが苦手で入れるときに気圧が変わるというか、鼓膜が圧迫される感じかあり苦手なのだが、小さいのがあって良かった。ほぼすべての人に対応していると思います。

あとはアプリで設定できるジェスチャー。アクションは2回タップ、長押し。音楽の再生、停止、曲送り、曲戻し、音量の上げ下げを割り振れる。だが、音量上げ下げに関しては左右セットでしか設定できない。アクションが圧倒的に少ないかな。無印AirPodsも所有していた(ラーメン屋においてきて紛失)が、それにはあった3回タップ。これも便利で、２回タップで曲飛ばし、３回タップで曲戻しとかできた。それくらいはあってほしかったかなという印象。あと、感度悪め。結構強く叩かないとならなくて結局スマホ出して操作したほうが楽。前述したようにカナル型は苦手で強く叩くと鼓膜が圧迫されて不快。

あとノイズキャンセリングは通話限定だった。そのため通話は良好。

Qiは既に所持していたスマホ用の充電器では対応せず。なぜ？と思ったらスマホ用のスタンドタイプは真ん中にコイルがあるからそのままこれを載せるとイヤホンが小さくてコイルに届かないんですね。家では寝かせて充電してます。

耳から外すと再生停止という機能もありますが、これはAirpods Proには大きく劣ります。本家は外したらそのまま電源を切ってくれるし、付けたら再生が再開されます。